子育て通信「すくすくめーる」

すくすくめーる夏号 2003.6.1

保育園でのあそび

Sun Sunと太陽の光をあびて、真っ黒に日焼けした保育園の子供達は、夏の遊びを満喫しています。
おたまじゃくしとり、七夕、水遊び、プール遊び、泥んこ遊び、セミとり、夏まつり、おとまり保育などなど今しかできない事を思いっきり体験しています。


子育てQ&A

赤ちゃんに何を話しかけていいかわかりません。
言葉を“意味”として考えると、言葉が通じない赤ちゃんに話しかけてもむだのように思えるし、実際に何を言えばいいのかわからなくなりがちです。
しかしこれまでの研究によれば、生まれたばかりの赤ちゃんでも、母親の声とそれ以外の人の声を聞き分けているといわれています。言葉の意味がわからなくても、母親の声は、おなかの中で聞いてきた特別なものと言えます。そう説明すれば、赤ちゃんにとって、いつも身近にいて世話をしてくれる母親から言葉をかけてもらうのはとても気持ちのいいことだと考えることができるでしょう。
「おなかすいたの」「おいしいね」「おむつぬれたのかな」など、そのときの気持ちや行動を言葉に出してみたり、「アー」「ウー」といった赤ちゃんの“ことば”に「ふーん、そうなの」や同じ言葉をお母さんとくり返すなど応えてみてはどうでしょうか。
2歳になりましたが、まだ「順番」が守れません。
「順番」や「かわりばんこ」というルールが理解できるようになるのは3才ぐらいからです。といっても、すぐに守れるというわけではありません。3歳ではまだ自分の「やりたいこと」という欲求のほうのが強くて、お友だちに譲ったりすることができないことも多いのです。
守れないのは承知で、こうしたルールをそのつど、くり返して教えるのが大切です。やがて子どもはそうした「やりたい」気持ちがコントロールできるようになります。5〜6歳になれば、お友だちや自分より小さな子に譲ってあげることも多くなるでしょう。何度も根気よく教えていきましょう。
左利きですが直した方がいいのでしょうか。
左利きは習慣でなるのではなく、もともと脳の働きの左右差によって、自然とそのようになっていくのです。即ちふつうには運動神経の中枢は左脳の方にあるので、神経交換によって、右手の方がきき手となります。左ききの人は右脳の方に運動神経の中枢が集まっているわけです。
赤ちゃんの頃は脳の働きが完成されていないので、左ききも右ききもありません。ですからふだんの動きをみても左手を使ったり右手を使ったりします。そのような状態が続きながら、1歳、2歳と発育するにつれて、だんだんときき手がはっきりしてきます。そして3〜4歳頃になると、その子なりにどちらかが優位になってきます。きき手はその子どもなりに発達するのですから、それを無理に治したりしないほうがよいのです、左で持つのを心配して無理に右手で持たせたりすると、子どもにいろいろな症状が現れます。いらいらしたり、おねしょしたり言葉が出にくくなったりします。これは脳の無理なことを要求してしまうからです。もし左ききを右ききに直そうとするなら子供が大きくなって自分からそうしようとする意志によってすることです。そうすれば両手使いという利点を身につけることができます。

すくすくめーるリスト一覧へ戻る

このサイトのトップページへ